iPodでブラームスを聴いていて何の気なしにブラームスをググってみたら、ワーグナー派とブラームス派の論争(というより言い争い)に関することがいくつもヒットした。
それを読んでいて思ったのだが、この論争の不毛具合は今のレッズのフィンケ是非論にとても重なる。ワーグナーとブラームスはそれぞれが異なるアプローチを用いているだけでどちらも音楽として素晴らしい。現代ではそういう当たり前の評価が定着しているが、論争当時の当事者たちにとっては音楽としての評価なんぞは二の次だったのだろう。もっとも、見逃してはならないのは、当の本人たちはあまりその論争について口を開いていないことだろうな。
で、質実剛健なフィンケさんはどちらかと言うとブラームスだ(雰囲気だけ)。