また見に行ってきた

ここんとこ新型車が続々と発表されているのに全然見に行ってなかったので、この週末ちょっと行ってみた。まだ試乗する元気はあんまりないので見て触った印象のみ記す。


まず新型のカローラ。一言で言うと、まったく新型という感じがしない。街の中を走ってても、結構クルマに興味のある人でさえそれが新型のカローラであることに気がつかないのではないかという気すらする。

それはセダン(アクシオとかいうサブネームが付いた)、ワゴン(前モデルからフィールダーというサブネームが付いている)とも同じである。しかし逆にここが凄く嫌だというところもないと思うので、トヨタの販売力でこれも大量に売れるんだろうな。少なくともワタシは買わないが。

ところで、死角の多い大型ミニバンとか大柄なクルマならともかく、このクラスのセダンに全車バックモニター標準装備というのは少し驚きだが、ワゴンには全車オプションであることから推測されるように、トヨタはついにカローラセダン=老人車という割り切りをしたように思える。


次に新型のダイハツムーブ。
ウチの軽(スバルプレオ)を基準に考えると、とても立派で広い。後席など床がまっ平らなうえ、ワタシが普通に運転席を調整したその後ろでも楽勝で足が組める。ヘタなコンパクトカーよりいいかもしれん。

しかしその思いは価格表を見て一気に萎える。一番安いのでも100万円を超え、一番高いのは170万円超。

今時『所詮軽』というのは古い感覚だと思うし、小さいほど安く作れるというのははっきり言って間違いだ。でもやっぱりエンジンが660ccという縛りがあるせいかいくらターボでドーピングしようが余裕がないんだよねぇ。

個人的には、維持費さえ考えなければコンパクトカーの100万そこそこのヤツの方が遥かにいろいろと潰しが効くと思う。

要はなにを望んでその価格差を如何に捉えるか、軽は結局それ次第だな。


新型ホンダCR−V。一言、デカい。

このクルマ、出たときはフォレスターと同クラスだったはず。それが今度のは全幅1820mmってオデッセイ並みになってしまった。で、実際に見たらやっぱりデカかった。

あと、フロントグリルとかサイドウインドウの外縁のメッキモールとかの細部のデザインが凄く気持ち悪い。初代はなかなかプレーンで潔い好感の持てるスタイルだったのに何故こうなってしまったんだろうかとしばし考えて何となくわかった。

初代は国内で大ヒットしたのに加え、アメリカでもそこそこ売れた。そこで2代目は少しアメリカ市場を意識した要素を折り込んだら、アメリカでは売れたが、国内で全然売れなくなった。

で、3代目である。サイズといいディテールの気持ち悪さといい、これはアメリカの好みなのだ。たぶん当のホンダ自身も国内ではそう売れるとは思っていないに違いない。

と思って調べたら目標月間販売台数(国内)は2000台。そんなに少なくはないが。

最近のホンダのクルマはモデルチェンジの度にデカくなっている。オデッセイ然り、シビック(ついに3ナンバー)然り、そしてこのCR−V然り。大きくなってないのは、5ナンバーに商品価値があると思われるステップワゴンとストリームだけだ。