平成の大合併

今回の東北行でその他にも気になる合併市町村があったが、サッカーに関係ないのでこっちに書く。
岩手県に『奥州市』という名前の市が出来ていた。水沢市江刺市前沢町胆沢町、衣川村の5市町村が合併し、平成18年2月20日に誕生したそうだ。


はっきり言って、そのネーミングのセンスの酷さに呆れる。この名前に決めた責任者は罪に問うて良いような気さえする。言ってみれば、埼玉県の1市町村の名前に『関東市』と付けるようなものだ。

言葉と同じで、いつまでも古い地名に拘泥することはよくないのかもしれない。開発等で街の実態が変化すれば、それに見合った新しい地名が着いてしかるべきだ。しかし、単に自治体の単位が変わったという机上の理由だけで、歴史のある地名を簡単にうち捨てていいものだろうか。


などと堅いことを書いてみたが、ワタシが最もダメだと感じているのは、要するに命名のセンスがことごとく最悪なこと。おっなかなか洒落た名前だねぇと感じる例が非常に稀だから。安易なひらがな化、耳触りのいい一般名詞化、大きすぎる地域名、殆どがこれらのパターンだ。最悪の例が『群馬県みどり市』。お前んとこは小学校の社会の教科書に出てくる街か、と突っ込みたくなる。無理やりな合成地名が充分良心的に思える。


奥州市にしても、もし合併にここと隣接している平泉町が含まれていたとしたらなんとか許せるのだが・・・。