初めての遠出 byティーダ

2泊3日で遠出してきた。
まだティーダで走っていなかった高速道路、峠道をたっぷりと、おまけにダートも少しだけ走り、かなりこのクルマの評価が定まってきた。


まず高速だが、思ったほどゆったりとは走れない。それは何故かと言うと、直進安定性があんまり良いとはいえないからだ。常にハンドルを握っていないとどこへ行くかわからないとかいうほど酷くはないのだが、手を離しても矢のように真っ直ぐ突き進む感じはしない。多分に心理的な要素も含まれる気はするが、とにかく微妙に不安だ。

また、さすがに坂道での加速が結構きつい。一生懸命アクセルを踏んでもスピードは期待ほどには上がらない。そのせいかもしれないが、意外に燃費も伸びなかった。

もっとも、前のフォレがフルタイム4WDのターボだったこともあってついそれと比べてしまうのかもしれない。1500の大衆車にとって専門科目は高速道路ではないのだから。


そういう言い方をすれば、峠道も専門科目外である。エンジンだって足回りだってそれ用に作られてはいない。

しかし意外や、これが結構いいのである。決して(いや全然)速くはないが運転してて気持ちがいいのだ。実はこのクルマ、見た目のイメージよりサスが硬い。街乗りだと路面の凹凸を拾うというネガを生む要素なのだが、峠ではそのことが逆にポジに転じるようだ。それと、現在ではもう小さいほうに属する車体も幸いしているのだと思う。


と、割と極端なシチュエーションでのことばかり書いたが、実はこのクルマの真骨頂は普通の一般路にある。行き先の青森はまだまだ交通量も多くなく信号も少なめで、一旦郊外に出ればかなり走れる。いわゆる流れに乗って走っていると80km超という状況もザラにあった。

中低速のトルクが厚いので加減速も思いのまま、CVTなので変速ショックもないし、それくらいのスピードだとサスの硬さもちょうど良くなって、運転していて実に気持ちがいい。

そして、何よりも気持ちのいいことがもう一つ。そういう状況だと物凄く燃費がいいことが判明した。2日目は高速なし、狭く屈曲も多い峠道を結構走ってなんとリッター当たり18kmを超えた。これぐらい走れば多少の不満にも目をつぶることが出来る。


さて、帰りはETCの夜間割引を効かせるため、盛岡を午後7時頃出て東北道に乗った。予定だと日付の変わるちょっと後くらいに高速を下りられるはずだったのだが、睡魔に負け那須高原SAで仮眠していたら、殆ど2泊4日に近くなってしまった。


八幡平アスピーテライン、頂上付近にて。