ブラームス

日曜の夜、さんまの不快な言動を見るのが嫌だったので、クラブW杯の決勝のあとすぐTVのチャンネルを変えた。NHK教育にしたらブラームスの曲が流れてきたのでそのまま最後まで聴いた。


曲は交響曲第2番。
ブラームスの4曲の交響曲はどれも名曲だ。重厚な1番、叙情的な3番、技巧的な4番、それぞれが力の入った作品といえる。ただ、これらは聴くほうにもある程度エネルギーが必要で、それこそ背筋をきちんと正して聴かないといけない雰囲気がある。


そんな中にあってこの2番だけは別だ。ひたすら明るく優しく美しく、そしてところどころ力強く、人をやさしく慰めそして勇気づけてくれる曲だと思う。


ところで、実はブラームスはメロディメーカーとしての才能はあまりないと言われる。確かに素人のワタシが聴いてもそう感じるのは事実だ。実際彼の曲のフレーズを鼻歌で歌おうと思わないし。もし彼が現代に生きていてポップスの作曲家だったらきっとあんまり売れなかっただろうな。


時代にフィットするということは難しい。