基本

本体でもネタにしたようにクレイジーキャッツのCDを借りて聴いている。ワタシはどちらかと言えばドリフ世代で、クレイジー全盛を知る世代より少し若い。だからどれも40年近く前の古い曲で、歌詞の内容なんかには当時の時代を色濃く反映している(例えば当時の流行語『いかす』とか『グロッキー』とか)。


それでも、今でも十分聴くに耐えるのは何故か。考えるに、基本が出来ているからだと思う。


アレンジはビッグバンド(?)による本格的なもので普遍性があるし、たぶん当時は擬似的な音を機械で作れなかったから、全部本物の生楽器でやっているはずだ。


そして何と言っても、植木等の歌がうまい。


正式に声楽を学んでいただけあって声もよく通るし、はっきり言ってそこらへんの歌手より五万倍(←ここポイント)うまい。♪月曜日はウンジャラゲ♪と微妙にこぶしを効かせて歌うワンフレーズに思わず聴き惚れてしまう。