国民の義務

今日は同僚のおじさんが休み。税務署に行かなきゃいけないとのこと。


何でも、今年6月から働き始めた息子さんの収入が扶養控除の限度額を超えたので税務署から連絡が来て追徴の納付に行くらしい。よくあることだと思い超過額を聞いたところわずか50円だと言う。


おじさんは「決まりだからしょうがないよ。」と言いながら昨日帰っていったが、ワタシだったらそんな連絡が来た時点でイヤミのひとつでも言っていたに違いない。


確かにおじさんの言う通り「決まりだからしょうがない」んだけれども、人間は感情の生き物である。わずか50円をせっせとチェックして連絡をしている人間がいることを想像すると、「もっと大切な仕事がたくさんあるだろうに。」と言いたくなってしまう。


こうして『納税の義務』を真面目に果たそうという人間がひとりずつ減ってゆく。