グラズノフ

直接的にはロシア5人組の弟子と言われているが、音楽的には5人組のエキセントリックな民族主義チャイコフスキーに代表される西洋的ロシア音楽の橋渡しのような存在なんだそうだ。


代表作はバレエ音楽『ライモンダ』や『四季』。チャイコと並ぶバレエ音楽の巨匠として知られている。もっとも、一般的な知名度でいえば、『コンサートワルツ第1番』という小品が最も高いかもしれない。


この人は交響曲も8曲書いているが、少なくとも前述の作品ほど重んじられてはいない。交響曲のガイド本等を読んでも、その作品が掲載されていることは稀だ。

実に不思議である。チャイコの3大交響曲ほどではないにしろ、その前の3つ(1〜3番)と同じくらいには評価されていい佳品だと思うのだが。
ここ数日通勤のクルマの中で聴いていてそう思った。


ところで、ロシア5人組とは・・・

ムソルグスキーボロディン、リムスキーコルサコフバラキレフ、キュイ

左から有名な順。現に後ろの2人の作品は未だ一度も聴いたことがない。もしかしたら、彼らは音楽史上に名前が残っているだけで、実は音楽家ではなかったのかもしれないw。