総括原価方式


総括原価方式。電力会社の事業計画を作る方法だそうな。


まず年間の総電力需要を予想し、そのためにかかる原価に電力会社の利益を一定額上乗せして、そのためには電力料金をいくらにすればよいかをはじく。燃料費は市況により変動するから、そのリスクを顧客に負担させることによって、電力を安定供給すべく供給会社の経営に余計な負担をさせないという目的があるらしい。


今回の東電の値上げの話はこれが土台にあるようだが、今回は市況等100%外的なリスクではなく内的要因が招いた部分もかなりあるのだから、全面的にこれを適用させるのはおかしい。枝野が早速イチャモンをつけているようだがこれを支持したい。


そもそも日本には、大昔に決めて実態とはかけ離れてしまった枠組みを、既得権益として後生大事に抱え込む輩が多すぎる。