台風


これあそこじゃん。ああこんなになっちゃったのか。


ニュースで見覚えのある場所が映るたびそう呟いている。新宮市は出身高校があるのでだいたい市内の風景はわかっているし、紀宝町の相野谷地区ってのは県境は越えているもののその高校の学区だったので、そこから通ってた同級生もいた。桁下まで水が来ている熊野川の橋は、帰省時にいつも渡る(というか4日前に渡った)国道の橋だ。


昨日なでしこの中継中にテロップが流れた避難勧告は、実家と同じ町内の、出身中学と母の実家がある隣街のことで、今でも最も親しい友人が住んでいる。彼の家は少し高い場所にあるので大丈夫だとメールを受けたし、母からも今朝ケータイから(固定電話は不通中だそうな)大丈夫だと連絡があったが、とにかく早く風雨が落ち着いてほしい。


母も入院している父のところに2日ほど行けていないようだ。病院はかなりの高台にあるしケアの本職の人ばかりいるから大丈夫だと思うが。


(21:00追記)
前言撤回。友人の家は今朝床上浸水に遭ったとさきほどメールが来た。まったく何で今年は『自分に何が出来るのか』という思いをこんなに何度もしなければならないのか。当事者にならなかっただけマシじゃないかと言われれば謝るしかないのだが。