涙雨


ウチの会社は夏場になると昼休みが30分ほどずれる。12時〜13時が夏場だけ12時半〜13時半になるのだ。これは何も電力がピンチと言われた今年に限った話ではなく、10年以上前からそうなっている。ピークの電力量を減らせば電気代が安くなるとからしく、節約できるものは何でもやりましょうという発想である。


これはとりあえず前段の話。


で、昨日、昼飯を食いに社員食堂へと出たときには薄曇で、雨なんか降る様子はまるで無かったのに、飯を食い終わってさて戻ろうと外を見たらなんと土砂降り。それも尋常ではない降り方だったので、しばらくの間食堂でぼっとしてるほかなかった。そして、昼休みが終わる頃にはすっかり雨が上がったのだった。


GENさんも書いていたが、後で松田のニュースの中で亡くなった時間が13時6分というのを見て、もしかしたらあれは彼の家族やサッカーファンの涙雨だったのかもしれないなぁと思った。


『○○ならば彼はこうならなかった』


そういうフレーズも目にするが、そんなことを言っても何の意味もない。これは避けようのない運命だったんですよ。あまりにも悲しい結末ではあるけれども、今はそうとしか言いようがない。