テレビ欄


最近新聞(朝日)のテレビ欄が気持ち悪い。


番組表の下にある、その日の番組の内容を紹介する小さい記事、あれが気持ち悪い。最近、あそこの文章の中に『私の学生時代には・・・』とかいう一人称で語られたフレーズを結構目にするのだ。ここに番組の内容の記述以上のものは求めねーよ、ましてやお前の学生時代のことなんか聞きたくねーよ。そう思ってしまう。


なんか勘違いしてる記者多くねーか。


プロフェッショナルな記者とはいかに客観的な文章が書けるかだと思う。それをベースに自分として、会社としての考えを必要と場合に応じ肉付けすればよい。ただ自分のことを書きたいだけならばブログでも書いてりゃいいじゃないか。


清水義範の短編に、番組紹介の記事を何十年も続けている記者がいていつも文字数を気にして書くあまり他の文章を書くときにも無意識のうちにきっちり同じ文字数になってしまうという話があったが、早くも今の時代には通用しないネタになってしまったのだろうか。もうそんな職人はそれこそ小説の中にしかいないのかも。