村上代表タイーホ

「会社は株主のものである」のだそうだ。間違ってはいないが1文字抜けている。
「会社は株主のものである」が正解。


会社は経営者のものでもあるし従業員のものでもある。ある程度の規模になれば、その地域社会のものだったりもする。最近はこういう利害関係者のことをステークホルダーというらしい。


『(株式)会社の目的とは利益を上げることだ』とよく言われる。しかしこれは間違いだとワタシは常々思っている。
真の会社の目的を一言で言うとこうだ。
『会社が存在することによってステークホルダーをエブリバディハッピーにすること』
そのためには利益を上げることが必要だ。つまり利益を上げることは目的ではなく手段なのだと思う。


この考えは綺麗事に過ぎないのかもしれない。しかし、少なくとも言えるのは、破綻や企業犯罪を起こした会社のほとんどはここを履き違えていたのではないかということだ。


村上ファンドが法人組織を採っていたのかは知らない。だから会社と言えるのかどうかわからない。でも、彼らが活動を行うことによって利益を得た者がどれだけたくさんいたのだろうか?